劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』感想

 期待の裏返し…愛ゆえに。

 

【ネタばれ注意】

アニメ大好きラブライバーです。

ラブライブ!サンシャイン!!』の好きなところは【自分が変われば世界が変わる】それに気づき成長し、前へと進む彼女たちに共感し応援出来るところ。

頑張っているAqoursを見て自分も頑張ろうと思えるところです。

 

1期では東京のイベントで投票数がゼロだったという現実に対して、

「なのに0だったんだよ!悔しいじゃん!!」

悲しむ自分から、悔しがる自分に変える。自分が変わったことでラブライブ地区予選出場。

 2期はラブライブで優勝したものの統廃合決定という現実に対して、

「私たちが過ごした時間の全て、それが輝きだったんだ。」

統廃合を阻止するという結果に拘る自分から、目的を達成するための過程(軌跡)を大事にする自分に変える。

 1期では”地区予選出場”という【世界が変わる】を実現しましたが、2期は【自分が変わる】という部分でお話が終わっています。

続編の劇場版では【世界が変わる】が語られるのでは?特に今作は「これからのAqours」についてもほとんど語られていませんでした。

そして劇場版PVでは、

「私たちが見つけた答えを、伝えたい。」

 答えを知ることが出来るッ!

自分でも怖いくらい劇場版への期待値が爆上がっていました。

 

【ここからネタばれ】

前置きが長くなりました。

結論から言うと自分の知りたいに対して劇場版で答えをもらえました。

 「世界が変わる」→スクールアイドルが認められ、統合先の学校に受け入れられた。

「これからのAqours」→人数増やさずに6人のまま。でも心は9人。 

答えがあって大満足!と言いたいところだったのですが実際は・・・

 

ぽかーん

 

理由は「Aqoursがどうやってその答えに至ったのか」それが抜け落ちている印象を受けたからです。

 

TVシリーズでは”どうやって”を非常に丁寧に描いていました。

Aqoursに加入するまでの花丸ちゃんとルビィちゃん、そしてヨハネ

挫折を乗り越え再びAqoursに加入する果南ちゃん、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん

想いよひとつになれ」の曜ちゃん、千歌ちゃん、梨子ちゃん

統廃合が決定してもなおラブライブ優勝を目指すAqours

などなど…

どれも正解はないが、Aqoursなりの答えを出して進んでいく。

当然、劇場版にも”どうやって”を期待していたのですが…フタを開けたら、答えに至る丁寧な描写はなく答えのみ。面喰らいました。

 

Aqoursが答えを出すまでの苦悩や葛藤に共感し、答えに向かってがむしゃらに頑張る姿を見て、応援しよう!自分も頑張ろう!と思えるのがこの作品の好きなところだったので、劇場版を観てそうならなかったのは残念でした。

 

と・は・い・え!

これは自分が一番期待していた部分のウエイトが少なかっただけで、作品としてはとても楽しかったです。まさに『ライブエンターテイメント・ムービー』でした。

TVサイズだったAqoursが映画の大画面で見られるというだけで幸せですし、私服は可愛いし、髪型は可愛いし、仕草は可愛いし、Saint Snowも出てくるし、曲は良いし、ダンスは可愛いし・・・見所が盛りだくさんで大変でした。

 

まだ1回しか観ていないので、もう何回か観たら印象が変わってくるかもしれません。

特にエピローグの砂浜に描かれた『Aqours』のシーン、まだ自分の中で腑に落ちていないので、もう何回か観に行くと思います。特典も欲しいですし。

 

これからもAqoursラブライブも続いていくと思いますが、Aqoursにとって劇場版は一つの区切りだと思います。μ'sはアニメからでしたが、Aqoursは結成から追っているためとても愛着があり、本当にたくさんの元気をもらいました。

もちろんこれからも応援させて頂きますが、一つの区切りとして本当にありがとうございました。

 

最後に・・・

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